2011.08/23 [Tue]
とりとめも無く…
今日午前中CRF注入手術後初めてジムに行ってマシントレーニングをした。なんだかんだと約2ヶ月ぶりでさすがになまっていた。いや、こんな書き方すると「とてもトレーニング(運動)好きな筋肉質の人」とまた誤解を受けちゃいそうだ
元々運動音痴でエアロのようなみんなで音楽にあわせてするようなものは根性も持久力もなくてついていけないから「ヨガ」か「マシントレーニング」しかない。シリコンでの再建を決意してから「健側の加齢による下垂とホルモン治療の影響による萎縮を最小限に留めるべく何か運動せねば、鍛えねば」と通い始めたジム。最初はインストラクターに「大胸筋を鍛えたい」なんて言ってすごいマニアックな人に思われたりしてきついメニューを作成されそうになって慌てて「いや実は…」と訳を話して軽めのメニューに。週1回位しか行けず行ったら行ったでひたすら自分に甘くゆるく黙黙と1人でマシンをいじくっている中年女の私。今日も黙黙と自分に甘くゆるく1時間ほどマシンをいじって終了。なまっていたのは身体全体、マシンで2ヶ月前の負荷がきつかったり、ストレッチで痛気持ち良かったのがただ痛いだけだったり…ま、とにかく久しぶりにジムで大汗かいた。その後シャワールームでシャワーして着替えた。
なんか上手く気持ちを表せないけれど…私は自分の事を以前は「他の人と違う事に偏見のない人間」だと思っていた。でも、こうなっていかに偏見に満ちた人間だったか思い知らされた。胸が片方無いことを気にしていろんな事に対して卑屈になっていた。
いろんな思いがあって悩んで考えて再建を決意して踏み出してやっと自分の中でいろんな事を受け止めて消化できてきた1年前の今頃。エキスパンダーからシリコンへ入れ替えてまだ乳頭乳輪はなかったけれど2つの膨らみがそこにあることにものすごい幸せを感じていた。でも…やっぱり今日と同じようにジムに行ってシャワールームで着替えて隣り合わせた人が「お先に〜」って挨拶したから「お疲れ様〜」って返したら乳頭乳輪のない普通じゃない胸に気がついたその人
こんな顔してしばらく固まった。そして我に返って「ごめんなさい
」って慌ててシャワールームを出て行った。「謝られてもなあ…」って思ってその後傷ついて落ち込んで浮上できなかった。嫌なことって重なるものでまだ気持ちが浮上できずにいた秋の成人病検診(乳癌、婦人科以外)で胸を見た問診担当の女性医師の表情ととってつけたような甲状腺の辺りの触診でこれまた「ここは既に大病を患った人間が来ちゃいけない所なんだ」と思い知らされ、折もおりちょうどピンクリボン運動の頃で検診の最後の「指導コーナー」で乳癌の自己触診の仕方とか「乳癌はね手術だけじゃなくてその後が長いの…」みたいな説明の声が自分を責められている様で泣き出しそうになるのを必死で堪えて部屋を出た…のにその私を追いかけてきて「指導があります」という検診の職員さん。その人に罪は無いけれど思わず「乳癌患者ですから必要ありません。私が指導したいくらいです」と言葉を投げつけてまたさらに落ち込んだ。
今日シャワールームで一緒になった人達は誰も何も言わなかった(謝らなかった)。そりゃそうだろう、今の私の胸を見て「ああ…」とわかる人がいたらそれは只者じゃない、きっと同類の経験者。そもそも他人の胸なんて経験者でなければ気にする人なんてそうそういない。去年の彼女もたまたま「普通と違うもの」が見えちゃって驚いただけなんだろう。でも、こちら側の人間としては「普通」にしていて欲しかったなあ…自分もだけど患者本人が自分で乗り越えても世間が偏見に満ちていると私は思う。
「癌」を患った後「とにかく以前と同じように普通に戻りたい人」と「まるっきりガラッと生活を変えたい人」といるように思う。私はどちらかというと前者の方。。。だと思う。失ったものを取り戻したかった、病気にならなければただ普通に当たり前にそこにあるものが欲しかっただけ。乳癌になって胸をなくしてからずっとそう思い続けてきた。私は金銭面も含めて信じられる医師との出会いや再建方法などいろいろな事がラッキーだったと思う。でも、普通でいたいという事がこんなに大変な事だとは思いもしなかった。と改めて感じた今日でした。
本当に何が言いたいんだか…長々ととりとめも無くすいません…

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なんか上手く気持ちを表せないけれど…私は自分の事を以前は「他の人と違う事に偏見のない人間」だと思っていた。でも、こうなっていかに偏見に満ちた人間だったか思い知らされた。胸が片方無いことを気にしていろんな事に対して卑屈になっていた。
いろんな思いがあって悩んで考えて再建を決意して踏み出してやっと自分の中でいろんな事を受け止めて消化できてきた1年前の今頃。エキスパンダーからシリコンへ入れ替えてまだ乳頭乳輪はなかったけれど2つの膨らみがそこにあることにものすごい幸せを感じていた。でも…やっぱり今日と同じようにジムに行ってシャワールームで着替えて隣り合わせた人が「お先に〜」って挨拶したから「お疲れ様〜」って返したら乳頭乳輪のない普通じゃない胸に気がついたその人


今日シャワールームで一緒になった人達は誰も何も言わなかった(謝らなかった)。そりゃそうだろう、今の私の胸を見て「ああ…」とわかる人がいたらそれは只者じゃない、きっと同類の経験者。そもそも他人の胸なんて経験者でなければ気にする人なんてそうそういない。去年の彼女もたまたま「普通と違うもの」が見えちゃって驚いただけなんだろう。でも、こちら側の人間としては「普通」にしていて欲しかったなあ…自分もだけど患者本人が自分で乗り越えても世間が偏見に満ちていると私は思う。
「癌」を患った後「とにかく以前と同じように普通に戻りたい人」と「まるっきりガラッと生活を変えたい人」といるように思う。私はどちらかというと前者の方。。。だと思う。失ったものを取り戻したかった、病気にならなければただ普通に当たり前にそこにあるものが欲しかっただけ。乳癌になって胸をなくしてからずっとそう思い続けてきた。私は金銭面も含めて信じられる医師との出会いや再建方法などいろいろな事がラッキーだったと思う。でも、普通でいたいという事がこんなに大変な事だとは思いもしなかった。と改めて感じた今日でした。
本当に何が言いたいんだか…長々ととりとめも無くすいません…

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しみじみ・・・
私は、あきらめはやいので、
早々に元の生活は諦めました。
元に戻ろうとする生き方もあるのですね・・・
どちらがいいとかでなく。