まだ治っていないの？

先週15日、術後5年目のフルコース検査でした。
その日の朝は造影剤ＣＴの食事制限で何も食べられずで食べられないと思うとお腹が空く
「お腹空いた」とブツブツ呟きながら家の鍵を持たせる私にお兄が「なんで」と聞いてきた。

私　　：　「お母さんはね、今日は病院で検査なの。その検査が終わるまで食べ物食べちゃいけないの。」
お兄　：　「何の検査」
私　　：　「いつも1年に1回やっている『がん』の検査だよ」
お兄　：　「…まだ治っていないの…」
私　　：　「また『がん』が身体の中に出て来ていないか確かめるための検査だよ。」
お兄　：　「…ふうん…」

現在中1のお兄もあの時は小2だった。
面と向かって『がん』の話をした事はなかったけれどわかっていたんだね。
まあ、抗がん剤中の坊主頭（というよりスキンヘッド）で部屋の中うろついていたもんな。
抗がん剤開始とか脱毛始まった辺りとかの節目節目でさらっと話はしていたけれど…
再建のエキスパンダー挿入した時なんて帰宅してから痛みがＭＡＸで私がのた打ち回る事も出来ない位の時お兄「おっぱい生えてくる時って痛いの」って言ったもんな…

お兄に対して「治ったよ」って言えなかった私。。。
はたして私は『がん』は治ったのだろうか
それがわかるのってあと何年かかるのかな…


そして昨日の事、再建クリニックからある事で電話がありそのついでに1年に1回のＩ先生の診察とタトゥーの予約を入れた。
電話口で「タトゥー」という単語を発する私にお兄が言った。

「お母さん、タトゥーするの」

あ、いや～そうじゃなくて…

私　　：　「お母さんさ、『がん』になっておっぱい1個なくなったでしょ。新しく作ったおっぱいの乳輪をタトゥーで入れているんだよ。色が薄くなったからまたやって貰うの」
お兄　：　「ニュウリンって何」
私　　：　「おっぱいの真ん中に乳首っていうぽっちがあるでしょその周りに色がついているでしょそれがニュウリンだよ」
お兄　：　「（色がついているかどうか）よくわかんない…」

中1男子とこんな会話をしている私だけどこれでいいのかな…
だけど嘘ついたって仕方ない事だもんなあ…


さて、明日はその検査結果を聞きに行ってきます。
また報告させていただきますね。


本日2投目の記事にお付き合いくださってありがとうございました。