2011.10/21 [Fri]
婦人科検査結果とランチと友の選択
先日の子宮がん検査結果を聞く為2011年10月20日(木)9時予約の婦人科へ。
ほとんど待つこともなく呼ばれる。この前の若い女医さんかと思いきや違う男性医師。「Kは緊急手術なので結果だけだから僕でもいいですよね?」だって。婦人科にあまりこだわりはないので「勿論いいですよ」と答える私。
結果は「問題なし」なのだけど「炎症性変化を認めます」という前回と違う所見が書き込まれているのを見つけたのでこれは「どんな状態なのか?」と質問したら「これ位問題ないです。ノルバデックス服用していればよくあるし」と質問の答えになっていな~い
問題なくてたいした事ないであろう事もわかるけれどどんな状態なのかの説明はない。婦人科系統に重きを置いていないしとりあえず結果は「問題なし」なのだからもういいやととっとと診察室を出た。忘れなかったら今度乳腺主治医に聞いてみよう。
今回のお会計210円。
今日は唯一同じ主治医の乳がん友でありママ友とランチの約束。病院があっという間に終わったので待ち合わせの時間まで小学校のオープンスクール(10月18日~20日)へ。何の事はない授業参観だけどwwさすがに3日目となると参観する父兄は少ない。兄(小5)算数も弟(小3)国語も私が行った為?先生に指されていた(笑)体育はどちらも跳び箱。お兄ちゃんは運動神経だけは悪くないから結構いけるのわかっていたけれど、あら意外
弟の方も結構高いの飛べるんじゃない
知らない間に成長したね~
約束の時間になったので小学校を後にして待ち合わせのレストランへ。
今回地元のMUSEO(ムゼオ)でオードブル、デザート付のMUSEOコース2,100円を注文。
メインは何種類かある内から選べて私はチキンとチョリソーソーセージのトマト煮。


左上がチキンを使ったオードブル、右上がオニオンスープ
左下がメインのトマト煮、右下がデザートのシフォンケーキとバニラアイス。
この他にサラダバーもあったけれど自分で盛り付けて見た目ぐちゃぐちゃになったので写真は割愛
オードブルを食べていたらワインが飲みたくなって赤ワインも注文したけれど写真撮るの忘れたww
今回この友人とのランチは夏休みもあったし3ヶ月ぶり。私も学会の事とかCRF注入手術の報告等いろいろあったけれど彼女はこの3ヶ月間に重大な決断をしていた。
私より1年遅れの2009年末温存手術をしている彼女。病理結果は大きさ7㎜の微小な浸潤を認めるもほぼ非浸潤癌。ホルモン受容体も多く顔つきも大人しいタイプという事で術後は放射線とノルバデックスのみの治療。副作用が全くないわけではないけれど大過なく過ごしていた彼女、何故かノルバ服用1年経つ頃から「治療(ノルバ服用)を3年で止めたい」と言い出した。勿論主治医がすんなり「いいよ」という訳もなかったけれど。実は彼女、乳がん罹患前から子宮内膜症とか筋腫とか子宮系統に問題があり婦人科にかかっていた。乳がんの治療が落ち着いた頃からそれが悪化し出した。今年の春頃には婦人科の担当医から「これはもう手術適用範囲です。」と子宮摘出手術を勧められていた。でも、彼女それは嫌だと何とかほかの方法で改善策はないものかと必死に勉強していた。婦人科でも偽閉経療法がありゾラデックスを打つとい治療もある。但し、婦人科では骨粗鬆症等の問題があり外科の半分の量で期間も半年が限度だとか…何故外科では何年も打てるのかというとノルバデックスなどのタモキシフェンと併用だから等等…そのうちに婦人科から「前癌段階、婦人科的にはノルバデックスの服用は止めて欲しい」とまで言われるようになり乳腺主治医にももちろん相談していたけれど明確な答えはないまま、他の病院にもセカンドを求めに行った。セカンド先では「確かに手術適応状態だけどこの状態なら痛みがないなら経過観察も出来る。でもいつ癌になるとかならないとかの保障はできない。いつ癌になってもおかしくない」との診断。悩みに悩んだ彼女の結論、「ここまで悪化した一因がノルバ服用の可能性も否定できないなら一旦休薬期間をもちたい。最低でも3ヶ月、出来れば半年。その後変化なければ子宮摘出手術を受ける。」そりゃあ婦人科的にはノルバ止めて欲しいかもしれないけれど乳腺外科的にはすんなり「いいよ」と言える訳がない。休薬している3ヶ月、半年の間にまだ残っているかもしれない乳がんの芽が大きくなったらどうするのか?と…。「そろそろ(子宮摘出の)覚悟を決めた方がいいかもしれませんね」とも言われたらしい。でも、彼女押し切った「いいですか?」ではなくて「乳がんの治療も大切、でも今この瞬間のQOLも私には大切なんです。いいですよね?」と乳腺主治医に何回も問いかけた。最後には乳腺主治医から「いいですよ」と返事がきたらしい。この日はノルバを止めて1週間経つという。彼女言っていた「以前は何故5年も続けなければならないのか?私は3年で十分じゃないか?嫌だ嫌だと思い続けていた。でもいざ止めたとなるとホッとするかと思いきや、自分で全責任を背負わなければならない怖さもでてきた。反対する先生を振り切ってノルバを止めた私はもう乳がん治療は先生の手から離れた事になるんだろうな」と。そして「もし、婦人科の先生がもっと私の心に寄り添ってくれていたらこの夏には手術していたと思う。「最初から手術適用状態です。取りましょう」ばかりで女性としての臓器をなくす事の辛さ悲しさや実際に摘出した為に起こりえることに対する心配や不安も何も分かってくれようとしなかった」そして「私も子宮摘出手術してノルバ服用がいいのは分かっている。でも最後のあがきだわ」と…
私たち患者は医師側の言葉や態度、接し方でいかようにも変ってしまうし変れる。もし、最初に婦人科の医師がもっと彼女の心に寄り添うように接してくれていたら彼女の選択も変っただろう。今、まさに出来る治療が段々となくなっていく再発転移した友人の苦しみを目の当たりにしている私としては「前癌段階の子宮を摘出してノルバ服用を続けて欲しい。でも例えどんな選択をしてどんな道を進もうとも友達である事。いつでもそばにいる事」を精一杯伝える事しか出来なかった。
どうか彼女の選択が良い方向へ向かいますように…
参加しています。もしも何か感じていただけたらクリックお願いします。

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ほとんど待つこともなく呼ばれる。この前の若い女医さんかと思いきや違う男性医師。「Kは緊急手術なので結果だけだから僕でもいいですよね?」だって。婦人科にあまりこだわりはないので「勿論いいですよ」と答える私。
結果は「問題なし」なのだけど「炎症性変化を認めます」という前回と違う所見が書き込まれているのを見つけたのでこれは「どんな状態なのか?」と質問したら「これ位問題ないです。ノルバデックス服用していればよくあるし」と質問の答えになっていな~い

今回のお会計210円。
今日は唯一同じ主治医の乳がん友でありママ友とランチの約束。病院があっという間に終わったので待ち合わせの時間まで小学校のオープンスクール(10月18日~20日)へ。何の事はない授業参観だけどwwさすがに3日目となると参観する父兄は少ない。兄(小5)算数も弟(小3)国語も私が行った為?先生に指されていた(笑)体育はどちらも跳び箱。お兄ちゃんは運動神経だけは悪くないから結構いけるのわかっていたけれど、あら意外




約束の時間になったので小学校を後にして待ち合わせのレストランへ。
今回地元のMUSEO(ムゼオ)でオードブル、デザート付のMUSEOコース2,100円を注文。
メインは何種類かある内から選べて私はチキンとチョリソーソーセージのトマト煮。




左上がチキンを使ったオードブル、右上がオニオンスープ
左下がメインのトマト煮、右下がデザートのシフォンケーキとバニラアイス。
この他にサラダバーもあったけれど自分で盛り付けて見た目ぐちゃぐちゃになったので写真は割愛

今回この友人とのランチは夏休みもあったし3ヶ月ぶり。私も学会の事とかCRF注入手術の報告等いろいろあったけれど彼女はこの3ヶ月間に重大な決断をしていた。
私より1年遅れの2009年末温存手術をしている彼女。病理結果は大きさ7㎜の微小な浸潤を認めるもほぼ非浸潤癌。ホルモン受容体も多く顔つきも大人しいタイプという事で術後は放射線とノルバデックスのみの治療。副作用が全くないわけではないけれど大過なく過ごしていた彼女、何故かノルバ服用1年経つ頃から「治療(ノルバ服用)を3年で止めたい」と言い出した。勿論主治医がすんなり「いいよ」という訳もなかったけれど。実は彼女、乳がん罹患前から子宮内膜症とか筋腫とか子宮系統に問題があり婦人科にかかっていた。乳がんの治療が落ち着いた頃からそれが悪化し出した。今年の春頃には婦人科の担当医から「これはもう手術適用範囲です。」と子宮摘出手術を勧められていた。でも、彼女それは嫌だと何とかほかの方法で改善策はないものかと必死に勉強していた。婦人科でも偽閉経療法がありゾラデックスを打つとい治療もある。但し、婦人科では骨粗鬆症等の問題があり外科の半分の量で期間も半年が限度だとか…何故外科では何年も打てるのかというとノルバデックスなどのタモキシフェンと併用だから等等…そのうちに婦人科から「前癌段階、婦人科的にはノルバデックスの服用は止めて欲しい」とまで言われるようになり乳腺主治医にももちろん相談していたけれど明確な答えはないまま、他の病院にもセカンドを求めに行った。セカンド先では「確かに手術適応状態だけどこの状態なら痛みがないなら経過観察も出来る。でもいつ癌になるとかならないとかの保障はできない。いつ癌になってもおかしくない」との診断。悩みに悩んだ彼女の結論、「ここまで悪化した一因がノルバ服用の可能性も否定できないなら一旦休薬期間をもちたい。最低でも3ヶ月、出来れば半年。その後変化なければ子宮摘出手術を受ける。」そりゃあ婦人科的にはノルバ止めて欲しいかもしれないけれど乳腺外科的にはすんなり「いいよ」と言える訳がない。休薬している3ヶ月、半年の間にまだ残っているかもしれない乳がんの芽が大きくなったらどうするのか?と…。「そろそろ(子宮摘出の)覚悟を決めた方がいいかもしれませんね」とも言われたらしい。でも、彼女押し切った「いいですか?」ではなくて「乳がんの治療も大切、でも今この瞬間のQOLも私には大切なんです。いいですよね?」と乳腺主治医に何回も問いかけた。最後には乳腺主治医から「いいですよ」と返事がきたらしい。この日はノルバを止めて1週間経つという。彼女言っていた「以前は何故5年も続けなければならないのか?私は3年で十分じゃないか?嫌だ嫌だと思い続けていた。でもいざ止めたとなるとホッとするかと思いきや、自分で全責任を背負わなければならない怖さもでてきた。反対する先生を振り切ってノルバを止めた私はもう乳がん治療は先生の手から離れた事になるんだろうな」と。そして「もし、婦人科の先生がもっと私の心に寄り添ってくれていたらこの夏には手術していたと思う。「最初から手術適用状態です。取りましょう」ばかりで女性としての臓器をなくす事の辛さ悲しさや実際に摘出した為に起こりえることに対する心配や不安も何も分かってくれようとしなかった」そして「私も子宮摘出手術してノルバ服用がいいのは分かっている。でも最後のあがきだわ」と…
私たち患者は医師側の言葉や態度、接し方でいかようにも変ってしまうし変れる。もし、最初に婦人科の医師がもっと彼女の心に寄り添うように接してくれていたら彼女の選択も変っただろう。今、まさに出来る治療が段々となくなっていく再発転移した友人の苦しみを目の当たりにしている私としては「前癌段階の子宮を摘出してノルバ服用を続けて欲しい。でも例えどんな選択をしてどんな道を進もうとも友達である事。いつでもそばにいる事」を精一杯伝える事しか出来なかった。
どうか彼女の選択が良い方向へ向かいますように…
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No title
昼食にワインなんて、優雅ですね〜。
ご友人のこと、すごく難しい問題だなと思いました。みんくさんも、心が痛んだことと思います。今の医療現場は、医師が不足しており、どうしても患者の心に寄り添う余裕がある医師が少ないように感じます(そうでないお医者さまもいらっしゃいますが)。女性に取って、胸を、子宮を失うということが、どれだけデリケートなことなのか。そして、どれだけケアが大切な問題なのか…もうすこし、医療現場でも掬い上げることができる環境になって欲しいですね。
お友達のお体の具合がいい方に向かうといいですね。